志布志市にある山宮神社は和銅2年(709年)に創建されたと伝えられ、大隅国が日向国から分かれる713年より前のことです。

 


大同
2年(802年)に6社を合祀し、祭神は天智天皇、大友皇子、持統天皇、倭姫、玉依姫、乙姫です。

二月の第二土曜日に、その年の豊作を祈願する伝統行事の春祭りが行われます。

江戸時代には、舞殿、観音堂、籠所、御供所、鐘楼などがあり、大隅随一の規模でした。

 


鳥居の右側に天智天皇の御手植えと言われる国指定天然記念物「大クス」があります。日本一枝ぶりが美しいと言われています。

 


また、江戸時代に中国から南九州の神社などに移入された広葉杉(こうようざん)もあります。

 



(文責:朝倉悦郎)