掩体壕(えんたいごう)は、戦時中にB29などによる空襲や爆風から戦闘機や物資を守るために作られた防空壕のような施設です。
分厚いコンクリートでカマボコ状に作られた有蓋掩体壕の他に、土をコの字型に盛った屋根のない無蓋掩体壕もあります。
笠野原基地では、200基あまり建設されましたが、この有蓋掩体壕が当時の姿を残す唯一のものです。太平洋戦争の時に、零戦が格納されていたと言われています。今は、広い駐車場もあり、見学しやすくなっています。
この掩体壕の横に、以前に海軍航空隊鹿屋基地内にありましたが、すでに取り壊された掩体壕のコンクリートも置いてあります。