七狩長田貫(ななかりおさ たぬき)神社、通称「田崎神社」は、農業の神または狩猟の神ともいわれ、昔から崇拝されてきました。境内には樹齢が約950年の大きなクスノキがあり、御神木となっています。

2月17日に神狩祭ともいう神事の「しか祭り」がありました。

「しか祭り」は、狩長(かりおさ)の狩猟の範囲を確認するために、その領域の要所要所(御旅所)を祓い鎮めて歩く祭りでした。
現在は、社殿での祭典が終わると「しか祭り」に出発し、神輿は鳥居の外に出ると、軽トラックの荷台に載せられます。

そして、御祭神・別雷命がしか狩りに訪れた、打馬の早馬(はやま)公園、西祓川、大浦、新栄公園の御旅所を10キロ余り回ります。
各御旅所で神輿が据えられ、先導役の御祭神・猿田彦命の面が背後の木に立てかけられて、神事が行われます。