二階堂住宅は、江戸時代の郷士(ごうし;江戸時代の武士階級の下層に属した人々)の住居として、1975年(昭和50年)国の重要文化財に指定されました。
1810年(文化7年)頃の建築といわれています。最後の住人は衆議院議員で内閣官房長官などを歴任した二階堂進です。
造りの特徴は、二つの平屋が、直角にくっついた構造で、茅葺き屋根です。
二つの平屋は、「オモテ」と「カナエ」と、呼ばれています。「オモテ」は客間で、「カナエ」は生活空間です。武家の屋敷らしく造りがしっかりしています。
この構造は鹿児島県でも南部の民家にのみ見られる特徴であり、茅葺の薩摩藩の武家屋敷で現存するものは、他に2例しかありません。
◆見学料:大人(高校生以上)300円 小人(小・中学生)150円 未就学児 無料
◆開館時間:午前9時30分~午後5時
◆閉館日:平日の月曜日(月曜日が休日の場合は見学できます)