今年4月に、垂水市浜平のシラス台地下に「防空壕らしき洞穴の入口がある」との情報が寄せられました。現地で確認した入り口の規模の大きさから、通常の防空壕とは違い、垂水航空隊の施設防空壕であることは間違いないと考えられます。

なお、現地一帯は太平洋戦争中、垂水海軍航空隊があった場所で、その記念碑も近くの国道脇に建てられています。

垂水航空隊の防空壕は大変貴重な戦跡であり、我が国の現代史を物語る生き証人でもあります。正確な構造などを調査して、後世に伝えていかなければならないと考えています。

以上のことから、本防空壕については、戦跡研究や文化財保護に関する専門家を交えた調査、意見聴取等を行い、平和学習及び歴史教育資料として保存・活用されることを望みます。

上記内容の陳情書を、10月12日に大隅史談会の小手川清隆理事が垂水市議会議長宛に提出しました。なお、当日は議長・副議長が出張中のため、議会事務局の瀬脇恵寿氏に渡しました。