本日8月31日、大隅史談会から、一昨年の水害に起因して撤去が検討されている「眼鏡橋大園橋」に関する陳情書を、鹿屋市議会議長に提出しました。
大隅史談会の瀬角龍平会長が、陳情書の内容を花牟礼薫議長と児玉美環子副議長に説明してから、陳情書を渡しました。
なお、昨年10月7日に提出した陳情書は、文教福祉委員会で2回審議されましたが、廃案となっていたので、今回の再提出となりました。
今回の陳情書の内容を要約すると以下のようになります。
1 大園橋の文化財的価値の大きさ
「眼鏡橋大園橋」は明治37(1904)年に建造され、118年にわたり鹿屋祓川輝北方面への往還の一大要として機能し、その間の幾多の風水害にも耐えてきました。高度な技術で造られた堅牢で優美な「眼鏡橋大園橋」を、鹿屋市指定有形文化財から指定解除しないでください。
2 考えられる多くの水害の原因
水害の原因には、橋から下流の川幅の狭さと長谷堰、橋の上流の河床に堆積する土砂、国道504号に架かるコンクリート製の大園橋の高さが低いこと、内水面の氾濫など多くがあります。
3 陳情項目
① 高度な技術を以て築造された「眼鏡橋大園橋」について、専門的知見を有する者の意見を聴取すること。
② ボトルネックとなっている長谷堰、「眼鏡橋大園橋」より低い国道の「大園橋」、河床の堆積した土砂等、水害の要因を総合的に勘案した大園地区の浸水対策を、国、県、市、地域住民、専門的知見を有する人々等の関係者を一堂に集めて、公開協議を早急に実施すること。
③ 「眼鏡橋大園橋」は祓川大園地区だけのものでなく市民、県民、国民の財産であり、広く市民の意見を聞く場を設けること。