川上中学校の木造本校舎が、2009年(平成21年)4月28日、国の登録有形文化財(建築物)に登録されました。

切妻造桟瓦葺で、外壁を下見板張(上方の板の下端を下方の板の上端に羽重ねにして張る方法)とし、

東面と西面の各4か所にバットレス(風対策として三角形の横方向体力部材)が付いているのが特徴です。

こうした外観が、国土の歴史的景観に寄与すると認められました。

本校舎は、運動場側の西側を廊下として、北側に3教室、南側に職員室がありました。山間に残る木造校舎で、風情ある佇まいを見せる建物です。

建築されたのは1949年(昭和24年)で、1961年と1972年に改修していますが、建築当時の姿をほぼそのまま残しており、古き良き時代を感じることができます。