吾平町にある「湯遊ランドあいら」に行って、帰りに散歩をしたら、偶然、遺跡発掘現場を発見しました。

現地で、㈱埋蔵文化財サポートシステムの中村耕治先生から、説明をしていただきました。その概要を以下に記します。

下の写真で、スジ状に見えるのが、平安時代に降った開聞岳の火山灰(紫コラ)で、その下に畑のものと考えられる「畝の跡」が見つかったそうです。同様の「畝の跡」は、指宿市周辺にもありますが、大隅半島では初めての発見とのことです。

紫コラで埋まった浅い溝の底に、人が踏み固めた「古道(道の跡)」も見つかったそうです。
平安時代以前に人の往来があった道を目の前にすると、ロマンを駆り立てられます。

写真については、鹿屋市教育委員会から掲載許可を得ました。