島津二十代藩主綱貴のころの薩摩藩の薬園跡です。

園内には輸入した南方の植物を中心に植えられ、リュウガン、レイシ、オオバゴムノキ、アカテツ、ガジュマル等、当時としては珍しい薬木や薬草が栽培され、国指定の史跡となっています。


薩摩藩には、ここ以外にも、「山川薬園」、「吉野薬園」があり、これらの3か所の薬園を「三薬園」と呼び、藩財政に貢献しました。
現在は、「佐多薬園」だけが残り、3000平方メートルの土地に藩政当時の植物が植えられています。