志布志市麓には、国指定文化財の三庭園(天水氏庭園、平山氏庭園、福山氏庭園)と国登録文化財の二庭園(清水氏庭園、鳥濱氏庭園)、その他の庭園があります。最初の三庭園は、仙巌園と知覧麓庭園に続く国指定庭園です。
多くの武家庭園の中から、三つを紹介します。

天水氏庭園は、山城である志布志城を借景とし、築山枯山水・借景様式を取り入れた庭園で、江戸中期の作と伝えられています。


平山氏庭園は、江戸時代初期の寺院庭園であり、築山鑑賞式で大岩盤の崖を主景となし、その上に青々とした山の景観を表現し、サツキ・ツツジを配して深山幽谷の自然を風景的にしています。

鳥濱氏庭園は明治時代末期に作られ、大きな基盤岩石の露頭を築山として、その上にさまざまな植物が植えられている枯山水庭園で、全体に豪快な印象を与えています。


今回の新型コロナ騒動が収まってから、武家庭園を歩いて回られたらいかがでしょうか。